東京都内の移動が、また一段と便利になります。
2025年12月23日(火)始発から、東京都交通局が運営する都営地下鉄全線・全駅、および京急電鉄の全線・全駅(一部改札口を除く)で、
クレジットカード等のタッチ決済による乗車が可能になりました。
これまでのPASMO・Suicaに加え、「財布やスマホに入っているクレカをそのまま改札にタッチ」という使い方が、いよいよ本格導入されます。
どんな支払い方法が使える?
今回対応するのは、タッチ決済対応のカード・デバイスです。
・クレジットカード
・デビットカード
・プリペイドカード
・上記を設定したスマートフォン(Apple Pay / Google Pay 等)
対応ブランドも幅広く、
・Visa
・Mastercard
・JCB
・American Express
・Diners Club
・Discover
・銀聯(UnionPay)
など、海外発行カードも含めて利用可能となっています。
料金や使い方の注意点
実際に使う際に気になるポイントも整理しておきます。
・運賃は 通常の大人運賃(10円単位)
・交通系ICのような 定期券・割引・乗継割引は非対応
・改札機の「専用タッチリーダー」にカードやスマホをタッチ
・利用履歴や明細は、カード会社側で確認
つまり、
「普段使い」というよりは、ちょい乗り・出張・観光・ICを持っていない時の強い味方という位置づけになりそうです。
なぜ今、クレカ改札なのか?
この取り組みの背景には、明確な狙いがあります。
・インバウンド(訪日外国人)対応の強化
・交通系ICカードを持たない利用者への配慮
・チケット購入やIC発行の手間を省く利便性向上
実は、2024年から一部駅で実証実験が行われており、利用状況や安定性を踏まえて、今回の全駅展開に至りました。
今後は関東全体へ拡大予定
さらに注目したいのが今後の動きです。2026年春頃を目標に関東エリアの11社でクレジットカードの相互乗継利用が
開始される予定です。これが実現すれば、「成田・羽田 → 私鉄 → 地下鉄」といった移動も、1枚のクレカだけで完結する未来が見えてきます。
まとめ|「交通系ICがなくても東京は動ける時代」へ
今回のタッチ決済対応は、観光客にとっては わかりやすく、都民・ビジネス利用者にとっては 選択肢が増え、鉄道事業者にとっては 次世代の改札インフラという、三方良しのアップデートと言えそうです。
「PASMOやSuicaを持っていないと不安」
そんな時代は、少しずつ終わりに近づいているのかもしれません。
ぜひ皆様も使ってみてくださいね。
というわけでよい「鉄分」を!







