JR総武線・下総中山駅の構内に、今年も「中山のおひなまつり」を彩る雛段飾りが展示されています。改札内の一角に設けられた展示スペースには、赤い毛氈に整然と並ぶ雛人形が飾られ、駅を行き交う人の目を楽しませています。
展示されている雛段は、いずれも本格的な七段飾り。内裏雛をはじめ、三人官女、五人囃子、随身、仕丁までが揃い、細かな装飾や道具類も丁寧に配置されています。金屏風の輝きや色鮮やかな衣装が印象的で、駅構内にいながら、春の訪れを感じさせてくれます。
雛段の前にはロープが張られ、間近でじっくり鑑賞できるよう配慮されているのも特徴です。展示の背景には「中山のおひなまつり」と書かれたのぼりが掲げられ、地域イベントとしての一体感も演出されています。通勤や通学の途中、あるいは乗り換えの合間に、ふと足を止めて眺める人の姿も見られました。
「中山のおひなまつり」は、中山法華経寺の門前町として栄えてきた下総中山エリアならではの春の行事です。毎年この時期になると、駅や商店街、周辺施設などで雛人形の展示が行われ、街全体がやさしく華やいだ雰囲気に包まれます。駅構内の展示は、そうしたお祭りの入口として、多くの人を迎え入れる役割を果たしているように感じられます。
普段は通り過ぎてしまいがちな駅の一角ですが、こうした季節展示があることで、日常の風景が少し特別なものに変わります。下総中山駅を利用する際は、ぜひ足を止めて、雛段飾りの細部まで眺めてみてはいかがでしょうか。春の気配を感じられる、ささやかなひとときが楽しめます。3月3日まで展示されていますよ。
というわけで、よい「鉄分」を!







