【今冬は乗れず】津軽鉄道「ストーブ列車」再開かなわず…名物列車を襲った異変とは

ストーブ列車車内

冬の津軽を代表する風物詩として知られる、津軽鉄道の「ストーブ列車」。
しかし今シーズン、その名物列車に“乗ることができない”という異例の状況となっています。

2025年12月末、走行中の列車で気動車と客車の連結が分離するトラブルが発生。これを受け、安全確認のためストーブ列車の運行は停止され、その後も再開のめどが立たないまま現在に至っています。


■ 本来は「冬の主役」ストーブ列車とは

ストーブ列車は、青森県五所川原市と中泊町を結ぶ津軽鉄道で毎年冬に運行される観光列車。
車内にはダルマストーブが設置され、石炭で暖を取りながら、スルメを炙って食べる――そんな“昭和の旅情”を体験できることで人気を集めてきました。

ストーブ列車

通常は12月〜3月に運行され、冬の観光の目玉として多くの旅行者を惹きつけてきた存在です。


■ 現在は「展示」として公開

現在、ストーブ列車は運行こそされていないものの、
津軽五所川原駅に留置された状態で車内が無料公開されています。

・石炭ストーブは実際に点火
・スルメや日本酒の販売も継続
・観光アテンダントも乗車

ストーブ列車車内

走らないながらも“雰囲気体験”は可能な形となっています。


■ 地元観光への影響も

ストーブ列車は単なる観光列車ではなく、地域経済を支える重要なコンテンツ。
運休の影響は大きく、周辺施設では来場者数の減少や売上減少も報じられています。

斜陽館

また、五所川原市や青森県では、ストーブ列車の存続や再開に向けた協議も進められている状況です。


■ 実際に乗った体験から感じる魅力

ストーブ列車のスルメ

筆者も過去にストーブ列車に乗車しましたが、
車内の空気はまさに“唯一無二”。

・木の床とレトロなボックス席
・石炭の匂いとパチパチと燃える音
・乗客同士が自然に会話を始める距離感

そして何より、
ストーブで炙るスルメの香ばしさ――。

これは現代の鉄道ではまず味わえない、
“体験型の列車”そのものでした。


■ 再開への期待

現在のところ、ストーブ列車の再開時期は未定。
安全確認や設備面の課題をクリアする必要があり、慎重な対応が続いています。

ストーブ列車の外観

しかし、90年以上続いてきた歴史ある列車であり、
地域・観光双方にとって欠かせない存在であることは間違いありません。

来年の復活を待ちたいですね。

というわけで、よい「鉄分」を!

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