東京総合車両センター夏休みフェア2017に行ってきたよ

東京総合車両センター夏休みフェア2017に行ってきたよ

大井町に無料のちびっ子天国現る!

  • 2017年8月26日(土)にJR東日本の『東京総合車両センター夏休みフェア2017』が開催されました。当日は、最高気温が34度という猛暑日で湿度も高く、屋外のイベントとしては、かなりハードな1日となりました。

ついたぜ!大井町!

  • 大井町駅の改札を出ると、看板を持った複数スタッフが誘導してくれるので迷うことはありません。しかし、開場直後は、混雑緩和のため入口まで1,400m弱の迂回路を歩くことになりました。日差しがギラギラと照り付ける中、入場前にすでに汗だく。帽子と制汗スプレー、あと生乾き臭がしない服装が望ましいです。

30分ほど迂回路を歩いてようやく会場へ

  • 入口ではJR職員の方やボランティアの方が会場案内と団扇(うちわ)を配布していました。夏休み終盤ということもあり、来場者のうち、ちびっ子が約半数という印象を受けました。

  • 入場後、早速目に留まったのは、京浜東北線の量産先行車クハ901-1号車。皆さん考えることは同じで、まずは一枚目の記念撮影です。

  • 901-1号車の向かい側では、ピエロたちが動物風船を作って配布しています。これにちびっ子たちは大喜び。人気なだけあって、会場のあちらこちらで風船を持ったちびっ子がいました。ピエロさんたちも暑くて大変そう…

    「さて、どこに行こう!」と気合を入れて最初に行ったところが「車体洗浄体験!」。
    筆者は10時20分ごろに行ったわけですが、すでに当日分すべての回の配布が終了。残念…。この体験をしたい方は、あさイチ或いはそれより早くから並んでいないと難しいのではないでしょうか。


定番はやっぱりカレー

  • 出鼻をくじかれてしまったところで『孤独のグルメ』の井之頭五郎さんのように「あー、腹減った…」と思っていたら、こんな看板が目に飛び込んできました。筆者は吸い込まれるように食堂へ。しかし… 食堂内には同じような方々で既に大混雑!


  • 少しの間待っていたら、席を立つグループがいて、何とか席を確保できました。メニューは「鉄道のまち大宮」とほぼ同じラインナップです。その時『エチオピア』のカレーは食べているので、今回は「懐かしの食堂車のカレー」「お子様ナポリタン」「社員食堂の醤油ラーメン」にトライ!

    筆者としては「懐かしの食堂車のカレー」がヒット! レトルトのボ〇カレー風な味なのですが、ハンバーグも乗っかっていて結構好きな味。「お子様ナポリタン」は名前の通りで優しい味。大人にはちょっと物足りないかも…。「社員食堂の醤油ラーメン」は、フードコートやパーキングエリアなんかで食べられるラーメンといった感じ。そういったラーメンが好きな人ならばバッチリです!
    食べるメニューによって機関車のバッチやペーパークラフトがもらえるのでちびっ子も大満足!(もちろん筆者も大満足!)


いざ、車両センター巡りへ!

  • お腹もいっぱいになったところでちょっと睡眠… というわけにもいかず取材続行。
    続いて、ちびっ子が殺到していたのが「ドア開閉体験」です。実物大のモックで、車掌室のレバーを上げ下げするとドアの開閉ができます。京王線新宿駅3番線のように開閉を繰り返す「プシュプシュ」をしたくなってしまいます。

  • 「パンタグラフの上げ下げ体験」では、集電部分を実際に触れることができスタッフが丁寧に説明してくれます。
    説明員「ここに電気が流れてね」
    ちびっ子「えー!ビリビリしない?」
    といったかわいい会話が聞こえてきます。走っている電車では絶対にできない体験なのでちびっ子にとっても大人にとっても貴重な体験です。

  • 「運転台操作体験」では、実物のマスコンを使ったリアル『電車でGo!』を体験できます。3セットあったのですが、どれも長蛇の列。筆者が見たときは90分待ちでした。暑い中の長時間待ちは、ちびっ子もそうですが、パパママも大変です。

  • 続いて、イベント最大の見せ場である「車体上げ下ろし実演」。巨大なクレーンで車両を持ち上げます。一つ一つの過程を丁寧に解説してくれるので何をしているのかがよくわかります。全長20mの巨体が持ち上がり、頭上をグイ~ンと動くのは圧巻!
    車両が台車から離れる瞬間やクレーンが動く際は、「オォーーー!」というどよめきが沸きます。声を発するのはなぜか大人だけ…(理由不明)。何重にも人垣ができているため、パパやママは、お子さんを肩車して見させるのですが、滴る汗がスゴイ…。体感温度は45度ぐらいじゃないでしょうか。親の子供への愛情はスバらしい!

本物を超える車掌に出会える!


  • お次は、『特別快速 松本』行き!?に乗車です。この車両に乗って何ができるかといえば、車内放送を体験できるのです。これがなんとこの日一番の人気で150分待ち! さすがに150分待つと取材にならないので諦め、車内の座席に乗ると「な、なんとエアコンがきいているじゃーないか!」ということで、しばし『特別快速 松本』行きで涼まさせてもらうことに。座席に座ってボーっとしていると、途切れなく聞こえてくる車内放送。これが本当にすごい!

    最近は、下手くそなアナウンスの車掌さんが多い中、本物より上手な“なんちゃって車掌さん”がウジャウジャいるのです。これには本当ビックリ! 一体みんなどこで練習しているわけ?

    それぞれの“なんちゃって車掌さん”は、持ち時間である1分ぐらいで好きな路線の車掌を演じるわけですが、『特別快速 松本』行きの車内放送は、中央線をはじめ、横浜線、小田急線、新幹線、東急東横線…など次々に変わります。時折、ちびっ子車掌さんの声が聞こえると、何ともほのぼのしていて思わず微笑んでしまいました。

記念撮影スポットが盛りだくさん!


  • 会場には、撮り鉄を楽しませてくれる場所がきちんと確保されています。4車両が並ぶ撮影スポットは、さすがに大人気で大混雑。ここに展示されたチョコレート色の稲城長沼行きクモハ12形が超・超・超素晴らしい! リベットがボコボコしていて、今では感じられないメカ感に溢れています。やっぱいい!スゲーいいよ!! 昔は、新型車両の方がかっこよく見えましたが、近年の車両は、ステンレス色で同じような見た目の車両が増えているだけに、クモハ12形はオーラに包まれていました。


  • こんな撮影コーナーもありました。造作で電車をかたどったものに201系実物の方向幕を取り付けてあり、止まることなく動いています。親御さんは、ちびっ子の記念撮影をするのですが、通りすがりの鉄道ファンたちは、方向幕を興奮しながら都度読み上げるのですね。さすが!
    さらには、JR職員の顔出しパネルなんかもあり、親子で顔を入れて記念撮影を楽しんでいる姿が印象的でした。

ここは築地か!?

  • 次のコーナーに移動する途中で「ん、築地市場にワープ?」と言いたくなる光景を目にしました。なんと市場でおなじみの『ターレー』がこんなところに。しっかりJRロゴが入っています! そんな『ターレー』ですが、電車好きなちびっ子たちは、動くもの全般に詳しいらしく、
    ちびっこ「パパ、こんなところにターレーがあるよ」
    パパ「ん? ターレー?」
    みたいな親子逆転な会話を耳にしました。ま、電車好きなら『ターレー』や『ビシャモン』ぐらい知っていて当然でしょうか。

日本のモノづくりは整理整頓から


  • 「使ったものは元の場所に返しましょう!」という言葉を思い出してしまうぐらい車両センター内は整理整頓が徹底されています。これが日本のモノ作りを支えているのですね! まさか、企業あるあるのように〇SOの監査前の数日だけ必死に片づけました! みたいなことではないですよね。いや、きっとないでしょう。あるはずがない。

台車好きをワクワクさせるコーナー! 

  • 続いて「輪軸引っ張り体験」と「台車組立て作業実演」が行われていました。「輪軸引っ張り体験」では、ちびっ子が必死になって綱引きをしています。「ガンバレー!ガンバレー!」「よいしょ!よいしょ!」と一生懸命引っ張る我が子の姿に心打たれました。「息子よ!わんぱくでもいい、たくましく育ってほしい!」。そういえば最近“わんぱく”って聞かないな。

  • 「台車組立て作業実演」では、5人がかりでクレーンを操作して台車を組み立てていきます。硬くて重そうな鉄の塊がクレーンで吊られて降りてくるのですが、作業員さんは安全靴こそ履いているけど、もしこれが落ちたら足はペッタンこだな…。そんな想像をしていたら暑さも多少和らぎました(なんて不謹慎な…)。
    それにしても手慣れた連係プレーで段取りよく、凄い早さで組立ていくのに職人魂を感じました。

E217系に乗って車両基地内を走ろう!


  • しかし、暑い…暑すぎる…ということで身体を冷やすため、E217系の試乗に参加しました。
    往復で6分間ぐらいなのですが、車両基地内をトロトロと走ります。最近は、乗車の機会が殆どなくなってしまった車両で、当時彼女とデートで乗ったことを思い出したら、涙が溢れて前が見えなくなってしまいました。そして、電車を降りると雨がポツポツと降り始め、筆者の気持ちはさらに真っ暗に…。

物販コーナーで元気になろう!


  • にわか雨も止んだので、イベントのお約束である物販コーナーへ。いつでも大賑わいです。このフェアでの物販は、ワリとちびっ子向けの商品が多かったように思います。いつも何かしら欲しくなって買ってしまうんだよなぁ…。ということで今回は方向幕をゲット! しかし、人波をかきわけるだけで汗がダラダラ。夏の炎天下はきつい!

ひろーい屋内をミニECで走ろう!

  • どこの鉄道イベントでもちびっ子に大人気の「ミニECの乗車体験」。こんな広い屋内でノビノビと走らせられるのは、ココぐらいではないでしょうか。新幹線と山手線の2編成が走っていました。電車が通るたびにスタッフ大勢が手を振ってくれるのでちびっ子たちはヒーロー気分!

地震が来ても大丈夫?

  • ところで車両基地内至る所で車両を乗せている馬。これ、一つの面積が10cm×20cmぐらいしかないのですが、たった4つで何十トンもある車両を固定することなく支えているのです。もし、大地震が来たら電車が転倒して大変なことになってしまいそうですよね? そこでスタッフの方に聞いてみました。
    「これ、乗っかっているだけのようですが、大地震が来たら車両が落ちてしまいませんか?」
    という質問に
    「一応、東日本大震災では耐えました!」
    との力強いお言葉。きっと大丈夫なのでしょう。

主役はちびっ子だ!


  • 全体的にちびっ子のために構成されている(とはいえ、大人も十二分に楽しめます)このイベントは、飽きさせない工夫が随所にあります。例えば、「射的」や「スロット」で景品がもらえたり、「スーパーボールすくい」や「ワッペンづくり」「名刺づくり」「Nゲージの運転体験」「運転台での記念撮影」「鉄道写真が印刷されたポストカードの配布(小学生以下限定)」など、モリモリ盛りだくさんで他の鉄道イベントよりも圧倒的にコーナーが多いです。休憩施設も広く豊富ですし、運営スタッフ数も多く、極めてレベルが高い運営がなされている印象を受けました。

番外編:このイベントは電車だけじゃない!


  • もしも、筆者が子供の頃にこのイベントに来ていたら、将来就きたい職業は“電車の運転手”か“消防士”の二択になっていただろうと思ってしまう「はしご車体験」や「放水体験」などを行うこともできます。大人も子供も消防服を着て、記念撮影をするコーナーやパトカーに乗ったり、自転車のシミュレーターで危険を体験できるコーナーなど意外なほどの充実ぶりです。


  • 東京総合車両センターの敷地内には、広い芝生のグラウンドがあり、仔馬が放牧されていました。電車だけでなく動物にも触れあうことができる何とも懐の深いイベントでした。これまでに参加したことがない方は、来年、是非とも参加してみてください。
    筆者は、来年「車掌体験コーナー」で1日中“なんちゃって車掌さん”のアナウンスを聞きたいと思います。

    ライター:だいごろう

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