●ポイント1:落選しても復活当選があるので予定は確保しておく。
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「ザ・ロイヤルエクスプレス」は「団体旅行臨時列車」という扱いのため、通常の特急等と違って旅行会社を通じて「旅行商品」申し込みをいたします。なのでまずは応募するのですが、人気の高い日程は倍率が高くなる傾向にあります。1枚目が当選ハガキ、2枚目が落選ハガキ。ちなみに落選ハガキが来た後でも、2次募集のお知らせがあったり、ツアーデスクからもお電話をいただいたりしますので、あきらめずにスケジュールをキープしておくことが肝要です。
●ポイント2:出発時間の1時間前には横浜駅に集合しよう。
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今回参加したツアーは11:50横浜駅発車のツアーでしたが、1時間前の10:50には横浜駅に着くようにしました。
理由としては横浜駅発のツアーの場合、駅にある「ザ・ロイヤルカフェ」で
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コーヒーや紅茶をいただきながら出発前の楽しいひとときをアテンダントの皆さんと一緒に過ごせるからです。
もちろんカフェの中も水戸岡デザインであります。
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カフェの中には乗車したひとしか購入することができないオリジナル商品の展示もあり、
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また出発時刻の20分前になるとこうして大きなベルを鳴らして、既に入線している「ザ・ロイヤルエクスプレス」にアテンドしていただけます。つまり1時間前についてもお茶を飲んでゆっくり出来る時間は約40分。ぜひ時間に余裕を持って横浜駅にいらっしゃることをおすすめいたします。
●ポイント3:席の指定は出来ないけどリクエストは受け付けてくれます。
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「ザ・ロイヤルエクスプレス」の席はゴールドクラス席利用の場合、1号車と2号車でまったく雰囲気が違います。
大人でゆったり楽しむのでしたら2号車を、子どもと一緒に楽しむのでしたら1号車をおすすめいたします。
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今回はリクエストは特にしませんでしたが、なんと1Aと1B!
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海側の最前列を確保していただきました!
※ただし、リクエストはあくまでもリクエストで、必ずしも全員が希望通り座れるわけではありません。
また、仮に希望の席ではなくてもすばらしいホスピタリティをもったスタッフがおもてなししてくれますので、配られた席で楽しむのが一番であります。
●ポイント4:ビールを飲みたい場合は事前に購入しましょう。
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「ザ・ロイヤルエクスプレス」のゴールドクラス席の場合、料金に含まれるドリンクはこの写真のリストにあるものになります。
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アルコールはスパークリングワインと赤ワインと白ワインの3種類。なのでビールをどうしても飲みたい方は事前に駅で購入することをオススメします。
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ちなみに伊豆高原駅では30分ほど停車時間があって、ホームに降りることもできます。
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その際に駅員にお断りして改札の外に出るとすぐにショップがあります。
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こちらでは伊豆の地ビールも売っておりますので購入して戻ることもできますよ。ただし、食事は終わっている時間帯なので、アフタービールとして楽しみましょう。
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今回は地ビールを2種類購入しました。栓抜きは「ザ・ロイヤルエクスプレス」のアテンダントの方にお借りすることができます。
●ポイント5:さまざまな列車のすれ違いを楽しみましょう!
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伊豆急行線は単線のため、すれ違いのために駅で時間調整のため停車することがあります。その際に、どういった列車とすれ違うかな?と楽しみながら待つのもオススメです。今回は途中駅で「黒船電車」とすれ違ったり、
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伊豆高原駅では「キンメ電車」との2ショットを見ることができました。
●ポイント6:日帰りで帰る場合でも伊豆急下田で水族館に寄ることが出来る!
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伊豆急下田駅に「ザ・ロイヤルエクスプレス」が到着するのは15時2分。日帰りで帰る場合でもせっかく下田まで来ているのでとんぼ返りはもったいない。そういった場合にオススメなのが「下田海中水族館」であります。改札をでてすぐの観光案内所には入館料2,000円が300円引きの1,700円で入場できる切符を販売中。これは嬉しいサービス。なのでここでチケットを購入して、
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そして、駅の前の7番乗り場から水族館行きのバスが15:10にありますのでそちらに乗りましょう。バスで7分ほどで水族館に到着します。
※時刻は2017年9月現在ですので、旅行日程に合わせてご確認ください。
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その時間に到着してもサメの餌付けや、
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アシカショーを楽しむことができます。
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他にも大水槽や、
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ドクターフィッシュ体験もあるので、ご家族連れやカップル、女子旅にもオススメです。
●ポイント7:駅の職員の皆さんやスタッフの皆さんのお見送りやお出迎えを存分に楽しもう!
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この「ザ・ロイヤルエクスプレス」は「仏作って魂入れず」とは正反対の
「仏を作って魂を入れ込める」
おもてなしが随所にあります。
横浜駅でのJRの方と東急の方のお見送りからスタートして、
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伊豆高原駅でのおもてなしや、
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お見送り、
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伊東駅でもお見送りがあったり、写真には撮れませんでしたが、途中駅や運転所でも手を振っていただいている皆さんがいらっしゃいました。
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そして伊豆急下田駅では到着したお客さまにお花を一輪づつプレゼント。とても感動しました。
●ポイント8:大迫氏の演奏は1回目より2回目がおすすめ。
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「ザ・ロイヤルエクスプレス」のメインイベントのひとつは大迫氏によるバイオリン演奏。伊豆高原到着後から始まりますが1回目は、満員大盛況。
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2回目は席にゆとりがありました。ちなみに私は両方の回を聴きましたが、一部は違う曲を演奏されておりましたので、両方楽しみたい方はそのまま席に残っていると良いかもしれません。
●ポイント9:山田チカラワールドを楽しもう
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料理は山田チカラ氏監修。見た目にも美しく、そしてボリューム満点でした。
右のお重:
鹿のマッシュルーバーガー、姫サザエ、ロブスターの雲丹焼き、鰺のエスカベッシュ、ローストビーフの味噌焼、う巻き、ポテトサラダ、ラタトゥイユ、彩野菜。
左のお重:
金目鯛のソテー、鶏のソテー、鯛ご飯、ちりめん山椒、茗荷、しし唐、しば漬け。
スープ:
冬瓜と豚スライスのスープ
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そして
デザートのマンゴーパフェがさらに秀逸。
エスプーマされたマンゴーは本当に美味しくいただきました。
●ポイント10:アテンダントの「おもてなし」を心行くまで楽しもう!
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先述のとおり、駅のスタッフの皆さんのおもてなしと同じように、同乗されるアテンダントの皆さんもとっても素敵な方ばかり。
乗車する前にはエントランスにマットを敷いて、
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乗客の皆さんのお出迎えをしたり、
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記念写真撮影のお手伝いをしたりと大忙し。
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それでもこうして素敵な笑顔でおもてなししていただけます。
みなさん、
「一緒に素敵な旅を作りましょう!」
という思いが溢れています。
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いかがでしたか。まさに豪華列車と呼ぶにふさわしいサービスの数々。ぜひ乗る際の参考にしていただけると幸いです。
皆さまの人生によい「鉄分」を!
ライター:遠藤康史
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