【震度5強!】その時JRの案内表示はどのように運行休止に変わっていったか。路線別・時系列レポート

JR東日本の震災時のサイネージの運転見合わせになる路線の推移を時系列にしてみたその7

2021年10月7日22:41頃、東京・埼玉・千葉・神奈川を中心に震度5の地震が発生しました。当然首都圏各線は運転見合わせになりましたが、「異常時案内用ディスプレイ」(通称:運行案内)ではどのように情報が提供されたでしょうか。時系列を追ってみました。

まずは山手線の運転見合わせが1番に表示されます。繰り返しになりますが、今回は平塚駅で地震に遭遇し、その時点で東海道線もストップしていたのを確認しております。ですが運転見合わせ表示は山手線のみ。やはり首都圏で一番影響があるということと、路線が23区内に限定されているので、すぐにどの区間が運転見合わせなのか、把握しやすいことがあるのかもしれませんね。この時点で地震発生から10分以上経過しています。

さらに時間が経過し、地震発生から20分以上経過。平塚駅の到着案内は「遅れ20分」の表示。

この時点では続々と私鉄の情報も更新されておりますが、肝心のJRは山手線のみ運転見合わせ。

地震発生から30分が経過。ようやくここで平塚駅の職員がホワイトボードで告知を開始します。

(その前から構内放送では運転見合わせを連呼して伝えておりました)

そしてさらに10分後、(地震発生から40分後)に東海道線の藤沢までと京浜東北線・中央線総武線各駅停車の運転見合わせが表示されます。ですがそれ以外の路線は表示なし。平塚駅も表示なし。

ですが、実際の平塚駅には上下線とも列車は到着しておりません。さらに数分経つと一気に範囲が広がりました。東海道線も小田原駅まで、埼京戦、横須賀線も運転見合わせ表示になりました。こうなるとほかの路線も動いていないんだろうなあということは推察できます。この時点で地震発生から約43分経っていました。

その約2分後には常磐線、高崎線、宇都宮線も運転見合わせの表示。

この状態と、平塚駅の遅れ40分という表示をみると、これは当面動かないなと察知する人も多く、タクシー乗り場へ向かう人も増え始めます。

そして50分経った頃に青梅線や山手線と接続している路線で唯一「運転見合わせ」が表示されなかった京葉線、武蔵野線も点灯。

さらに東海道線の遅れが55分から、

大幅遅れ(60分以上)に表示が変わってから、

千葉県内の主要路線も見合わせ表示が増えてきました。ここまで表示されるのに地震発生から1時間以上かかっていることになります。実際には地震発生直後からほぼすべての首都圏のJR各線が運転を見合わせたはずですが、こうして表示までタイムラグがあると、ホームで来るはずもない列車を待ったりするリスクが発生します。さらにこの時点では相模線が運転見合わせ表示になっておらず、平塚でこの表示を見ると、茅ヶ崎まで移動すれば相模線で橋本あたりまでは帰ることが出来るのでは?と考えてしまいます。(もちろんこの時点で相模線も運転見合わせなのですが)

ちなみに、

地震当日の平塚駅は1時間以上サンライズ瀬戸・出雲が運転見合わせのため、停車しておりました。

ともかく昨日のような大規模な地震であればどの路線も運転見合わせだろうということは推測できますが、個別の路線状況で1時間以上タイムラグがある情報をサイネージで掲載されると、誰もその情報を信用しなくなる恐れがあります。もちろん表示側しか見ていないので、開発側の事情を聴くと、理解できることもあるかと思いますし、震災時のJRや私鉄各線の職員の皆様の行動には感謝することがたくさんあります。だからこそもう少し早い情報提供がなされると良いなあと感じた次第です。

ともかく、昨晩総出で震災対応にあたった職員の皆様に感謝申し上げます。

翌日の模様はこちら

【9時間遅れ?!】震災後のJRの運行状況レポート:翌日の東海道線

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