JR四国の観光特急「四国まんなか千年ものがたり」を楽しむための7つのポイント

さて、前回「四国まんなか千年ものがたり」の車両レポートをお届けしましたが、

「四国まんなか千年ものがたり」で大歩危観光に行こう!車両レポート編

今回は実際に乗車してみてのオススメポイントをレポートいたします。

ポイント1:食事は乗車4日前までに必ず予約しよう!

さて、「四国まんなか千年ものがたり」号は大歩危と多度津を約2時間30分かけて走る特急列車ですが、ぜひオススメしたいのは「食事の予約」であります。

多度津から大歩危行きの「そらの郷紀行」では洋風料理(5,500円)。

そして大歩危から多度津行きの「しあわせの郷紀行」では「おとなの遊山箱」(4,500円)をいただくことが出来ます。

今回は「しあわせの郷紀行」を利用したので「おとなの遊山箱」を予約しました。

こちらの重箱から取り出すと、このような料理の数々が。

今回は秋の遊山と題して、

一の重は徳島県産米手まりごはん、海老松前寿し、いなり寿司、日の丸ごはん、栗入り弥生ごはん、魚フライ小巻、甘酢野菜、甘らっきょう金箔紙包み。

二の重は、秋の吹き寄せ盛り、珍味入鰻ざく、秋鰆幽庵焼き、紅葉玉子、佃煮コロッケ、蟹つみれ豆サラダ、海老芝煮、小鰯やわ煮、うずら柿卵、新さつま芋甘煮、帆貝磯煮。

そして三の重は、季節のデザートと四季の果物、水物と甘味。

それ以外に、おすまし汁、南京豆腐、そば米・柚子、食事後のコーヒー、

季節の和菓子がついております。

このボリュームとクオリティで4,500円は安いくらいですね。

ポイント2:お酒もおつまみも充実

もし、急遽行くことになったり、旅程上食事をしっかりいただくことが出来ない場合でも無問題!車内ではおつまみやお酒類が豊富にあります。こちらのカウンターから提供される料理は、

お酒のメニューだけでもこんなにたくさんあります。

そしてお食事やおつまみもきちんとラインアップ。

今回はお弁当をオーダーしていたのでおつまみとお酒をメインにいただきました。

ビール党にはこちらの讃岐ビールのオリジナルラベルがオススメですが、

日本酒好きにはこちらの日本酒飲み比べセットをオススメします。日本酒を三種類、おつまみを2種類選んでオーダーすることが出来ます。

今回は三好菊純米吟醸、芳水特別純米、今小町穣純米吟醸と合わせて、

しょいのみと梅干をチョイス。

そのほかにも、善通寺キウイサワーという地元産のサワーもあります。

おつまみも個性的。醤油屋真鍋鮎本店の姿煮や、

徳島名物フィッシュカツもありました。

デザートにはチーズケーキもオススメであります。

さらにお土産としても甘味がたくさん。

今回は和三盆をチョイス。

四季をイメージしたお菓子がお土産にぴったりでありました。

ポイント3:車内販売は現金のみ。交通系ICカードは使えません。

ポイント2でお知らせした車内販売ですが、実は現金のみになっております。

スイカやイコカ等の交通系ICカードやクレジットカードは使えませんのでご注意ください。

特に大歩危駅から乗車する場合はコンビニやATMも近くにはありません。

唯一大歩危駅の跨線橋を渡って、徒歩5分くらいの場所に郵便局がありますので、郵便局の営業時間内でしたら手数料がかかりますが銀行口座からも引き落とし可能です。

というわけで、事前に現金を多めに持っていくことをおすすめいたします。

ポイント4:絶景を楽しもう!

車内の席にはこうしておおしぼりやお箸のほかに手作りの沿線マップが置いてあります。

中はこのように手作りでそれぞれの観光名所はスポットが記されております。

これを元に第二吉野川橋梁を通過するときには、先頭車両でかぶりつきで見たり、

(ちなみに右手に見えるホテルが鉄道ルームで有名な「サンリバー大歩危です。)

サンリバー大歩危のトレインビューレポートはこちら。

大歩危、小歩危の渓谷美を楽しむことが出来ます。

ポイント5:秘境駅の坪尻駅を楽しもう!

徒歩か列車でしか行くことのできない秘境駅として有名な坪尻駅。通常は通過してしまうのですが、この「四国まんなか千年ものがたり」号は停車して降りることも出来るのです。右手が本線、左がスイッチバックの坪尻駅ですね。

1日の乗降客数は2人とも言われておりますが、駅舎自体はしっかりしております。

そして坪尻駅に到着。

こちらでもアテンダントが記念撮影をしてくれます。

駅の外観はこんな感じ。

ここから一番近い道路に出るには、この踏切を渡って国道32号線まで約20分かかるそうです。

ちなみに通過時刻表が書いてありますが、ここは100km近くで列車が通過するのですが、遮断機も警報もありません。ま、利用する人がそれだけいないということですね。

このスイッチバックの秘境駅を楽しむことが出来るのも「四国まんなか千年ものがたり」号ならではですね。

ポイント6:沿線の皆さんの「おもてなし」を楽しもう!

そして何より一番心に残ったのは沿線の皆さんの「お手振り」であります。

今回は出発地の大歩危駅では、

地元の高校生が手作りジャムを販売していたり、

こうして仮装して、

お見送りしてくれたり、

道の駅大歩危駅からは大きくお手振りをしてくれておりました。

※ちなみに道の駅大歩危駅からはこのように見えています!

【無料】【トレインビュー道の駅】道の駅大歩危からあんぱんまん列車を楽しむ

続いて阿波川口駅では大量の「たぬき」がお出迎え。

駅舎も「たぬき」一色。

そしてココでは地元の名産のしいたけ等の即売会をしております。

この椎茸がおおぶりでとっても美味しい椎茸なんです。

そしてさらに学校の窓からや、

介護施設や、

沿線のおばあちゃんからもお手振りをいただけました。

また、途中の阿波池田駅では撮影グッズがたくさんあり、

さらに感動したのはこうして電光掲示板に明朝体で記載をしていること。これってとても時間がかかる作業ですよね。

さらにその先では、今回のお弁当を監修いただいた、会社のスタッフがかかしとともにお手振り。

一番奥の大きな黄色い旗を持っているのが社長とお聞きいたしました。

その奥には四国まんなか千年ものがたりのキーカラーの4色の旗と、黄色いハンカチがたくさん掲げられておりました。

こうしてたくさんのおもてなしを受ける旅は観光列車ならではですね。

ポイント7:フェアウエルサービスも楽しもう!

そして琴平駅では食事を予約した方にフェアウェルサービスが。(大歩危駅に向かう場合はウエルカムサービスになります)

入り口を開けると、

中は広い休憩スペースがあって、

デザートをいただくことが出来ます。

そしてその奥には、

金色の畳が。こちらでデザートをお召し上がりになることをおすすめいたします。

いやー、あっという間の2時間30分の旅でした。

いかがでしたか?皆さんもぜひ四国にいらした際には「四国まんなか千年ものがたり」を利用してみてはいかがでしょうか。

というわけで、よい「鉄分」を!

「四国まんなか千年ものがたり」で大歩危観光に行こう!車両レポート編はこちら。

その他の観光列車のレポートはこちら。

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