ハワイ・オアフ島で「鉄道に乗れる」と聞いて驚く方も多いのではないでしょうか。
今回乗車したのは、オアフ島西部エバ地区に保存されている
ハワイアンレイルウェイ(Hawaiian Railway Society)
観光アトラクションというよりは、
“本物の産業鉄道の延長線上にある保存鉄道”という位置づけで、
鉄道ファンにとっては非常に見どころの多い施設です。
■ OR&Lの系譜を受け継ぐ保存鉄道
ハワイアンレイルウェイのルーツは、
Oahu Railway & Land Company(OR&L)
1889年に開業し、サトウキビ輸送を担った鉄道で、
最盛期にはオアフ島をほぼ一周する路線網を持っていました。
しかし、第二次世界大戦後の自動車化により1947年に廃止。
現在はその一部区間を保存し、
観光列車として運行しています。
■ 使用車両:実用機ベースのディーゼル機関車
牽引機は、米軍由来のディーゼル機関車。
外観はコンパクトながらも、
・前面ラジエーターグリル
・シンプルなキャブ構造
・低速トルク重視の設計
といった産業用機関車らしい特徴が色濃く残っています。
保存鉄道でありながら、
“飾りではなく実働機”である点が非常に魅力的です。
■ 客車:貨車改造の開放型構造
客車は貨車ベースの改造車。
特徴は以下の通り👇
・木製ロングシート
・側面開放(窓なし)
・屋根付き簡易構造
日本で言えば、トロッコ列車や軽便鉄道に近い雰囲気。
この構造が、
ハワイの風・匂い・温度をそのまま体感できる
という大きな価値を生み出しています。
■ 路線:エバ〜コオリナ方面 約6.5マイル
運行区間は約6.5マイル(約10km)。
路線の特徴としては、
・非電化・単線
・専用軌道主体
・産業鉄道由来の線形(直線多め)
途中には踏切や道路並走区間もあり、
現役ローカル線のような雰囲気も楽しめます。
■ 車窓:観光地ではない“リアルなハワイ”
この路線の魅力は、何と言っても車窓。
・ローカル住宅地
・乾燥した原野
・ゴルフ場の整備された緑
・遠くに広がる太平洋
いわゆるワイキキの華やかさとは対照的な、
生活と産業の延長線上にある風景が広がります。
特に海沿い区間では、
保存鉄道とは思えないスケールの景色が楽しめます。
■ 運行スタイル:往復約2時間の低速運転
速度は約時速15マイル(約24km/h)。
これは単なる安全面だけでなく、
・線路状態
・車両特性
・観光価値
を踏まえた“適正速度”といえます。
低速だからこそ、
・線路のジョイント音
・機関車のエンジン音
・風の流れ
をしっかり味わえるのがポイントです。
■ 鉄道ファン的見どころまとめ
この路線の魅力を整理すると👇
✔ ハワイ唯一の保存鉄道
✔ OR&Lの歴史を継承
✔ 実働ディーゼル機関車
✔ 貨車改造客車というリアルな構成
✔ 産業鉄道由来の線形と風景
単なる観光列車ではなく、
👉 “産業鉄道の文化遺産に乗れる”
という点が最大の価値です。
■ まとめ:ハワイで体験する“もう一つの鉄道文化”
ハワイアンレイルウェイは、
・派手さはない
・スピードも遅い
しかしその代わりに、
👉 本物の鉄道の歴史
👉 ローカルの風景
👉 保存鉄道としての意義
をしっかり感じられる場所です。
ぜひ皆様も乗車してみてくださいね。
動画も良ければご覧ください。
というわけで、よい「鉄分」を!
●ハワイアンレイルウエィミュージアムのレポートはこちら。












