鉄道を眺めながら食事ができる「トレインビューレストラン」。
これまでにもさまざまなお店を訪ねてきましたが、今回は青森県大鰐町で、思いがけず素晴らしいトレインビューを楽しめるお店に出会いました。
訪れたのは、大鰐地域交流センター「鰐come」内にあるお食事処 花りんご。
大鰐温泉の玄関口にある施設で、温泉だけでなく、地元の特産品を販売するコーナーや食事処なども備えています。公式サイトによると「花りんご」の営業時間は11時から15時まで、ラストオーダーは14時30分、毎週水曜日が定休日です。
そして鉄道ファンにとって見逃せないのが、その立地でした。
店内の窓の向こうを奥羽本線が走る!
店内は木を生かした落ち着いた雰囲気で、テーブル席が並んでいます。
席に着いてみると、窓の向こうには線路が。
JR奥羽本線がすぐそばを通っているのです。
食事を待っていると、窓の向こうにシルバーの車体が姿を現しました。
701系です!
ピンク系の帯をまとった車両が、店内から見える窓いっぱいに横切っていきます。
列車が通過するときだけ突然、窓の外が鉄道風景へと変わるのが面白いところ。
食事をしながら「次はいつ来るかな」と、ついつい線路の方が気になってしまいます。
大鰐名物「大鰐温泉もやし」をそばで味わう
今回いただいた一品が「大鰐温泉もやしそば」です。
大鰐温泉もやしは、大鰐町を代表する特産品。
花りんごの公式サイトによると、大鰐温泉もやしそばには、大鰐温泉もやし、青森シャモロック、マルシチの醤油という地元ゆかりの食材が使われています。
丼には細長い大鰐温泉もやしがたっぷり。
一般的にイメージする太く短いもやしとは見た目からしてかなり違い、細長いもやしがそばと一緒に丼いっぱいに広がっています。
ネギとともに黄色い豆の部分も目を引きます。
箸で持ち上げると、そばと細長いもやしが一緒についてきます。
大鰐に来たからこそ味わっておきたい、地域色の強い一杯でした。
なお、大鰐温泉もやしは季節によって入荷がない場合があるとのことなので、これを目当てに訪れる場合は注意が必要です。
しょうゆラーメン、みそラーメンも
今回はほかに、しょうゆラーメンとみそラーメンもいただきました。
しょうゆラーメンは、チャーシュー、メンマ、ワカメ、ネギなどがのったオーソドックスなスタイル。
透き通った醤油色のスープに縮れ麺という、どこか懐かしさを感じさせる一杯です。
一方のみそラーメンは、スープの表情がガラリと変わります。今回は特製甘酒味噌ラーメンをオーダー。
チャーシューやメンマ、ワカメに加えてもやしが入り、味噌スープに縮れ麺を絡めていただきます。
「トレインビュー」というだけでも鉄道ファンには十分魅力的ですが、せっかく大鰐まで来たのであれば、ご当地食材を使ったメニューと一緒に楽しみたいところです。
温泉と鉄道、ご当地グルメを一度に楽しめる「鰐come」
花りんごが入っている「鰐come」は、日帰り温泉「鰐の湯」などを備えた大鰐町の地域交流センターです。公式サイトでは、日帰り温泉のほか、地元特産品を使った料理を味わえる食事処や産直・売店などがある施設として案内されています。
つまり、
大鰐温泉に入る
↓
地元グルメを味わう
↓
奥羽本線を眺める
という、温泉と食事と鉄道を一か所で楽しめるのも大きな魅力です。
大鰐温泉を訪れた鉄道ファンなら、列車に乗って終わりでは少々もったいないかもしれません。
鉄道ファンなら窓側から楽しみたい!
これまでいろいろなトレインビューレストランを訪れてきましたが、「花りんご」は大きな駅のホームや複数の線路を見下ろすタイプとはまた違った魅力があります。
何より印象的だったのが、列車との距離の近さ。
自然豊かな大鰐の風景を背景に、シルバーの701系が目の前を通り過ぎていく光景は、都市部のトレインビューレストランとはひと味違います。
そして、大鰐温泉もやしを使ったご当地メニューを食べながら楽しめるのも、この場所ならでは。
「鉄道を見るためだけの場所」ではなく、旅先で食事をしていたら、そのすぐ横を列車が走っている――。
そんな旅情のあるトレインビューを楽しめました。
大鰐温泉を鉄道で訪れた際には、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
お食事処 花りんご
所在地:青森県南津軽郡大鰐町大字大鰐字川辺11-11 大鰐地域交流センター鰐come内
営業時間:11:00~15:00
ラストオーダー:14:30
定休日:毎週水曜日
※営業時間やメニューなどは変更される場合があります。訪問前に最新情報をご確認ください。
大鰐地域交流センター鰐come「お食事処 花りんご」公式サイト
というわけで、よい「鉄分」を!










