先日、西武鉄道を利用した際に、偶然にも40000系電車に乗車する機会がありました。
西武鉄道40000系は、2017年3月にデビューした通勤形電車。「人にやさしい、みんなと共に進む電車」をコンセプトに開発された車両です。
今回乗車したのは、車両番号「40004」の40000系です。
40000系にはロングシート専用の編成と、ロングシート・クロスシートの両方に対応する編成がありますが、今回乗車したのは後者のタイプ。
車内はロングシート配置になっていましたが、一般的な通勤電車とは異なる工夫が随所に見られました。
せっかくの機会なので、車内の様子を詳しく紹介します
車内はロングシート配置!でも普通の通勤電車とは少し違う
車内に入ると、青いモケットの座席が並んでいました。
今回の座席配置は、車両の側面に沿って座るロングシート。
ただし、一般的な通勤電車でよく見かける横一列のベンチタイプとは異なり、それぞれの座席に背もたれと肘掛けが設けられています。
座席の上部にはヘッドレストカバーもあり、座席指定列車を思わせるデザインです。
実はこの座席、運行形態に応じて向きを変えることができる「ロング・クロスシート転換式」。
普段の通勤電車として使用する際にはロングシートに、座席指定列車として使用する際にはクロスシートに切り替えられます。
今回乗車したときはロングシートでしたが、座席の形状を見ているだけでも、通常の通勤形車両とは違うことが分かります。
車端部には3人掛けの座席も!
続いて車端部に移動してみました。
こちらには、3人掛けのロングシートが設置されていました。
青いモケットとヘッドレストカバーは、ドア間の座席と共通のデザインです。
一方で、こちらは3人分が横につながった座席になっており、肘掛けによって座る位置が区切られています。
ドア間の転換式座席とは異なる形状になっている点が興味深いところです。
車内を見渡すと、同じロングシート配置でも、設置場所によって座席の構造が異なることが分かりました。
注目したいのは「パートナーゾーン」
そして、今回の車内で特に印象的だったのが「パートナーゾーン」です。
40000系の特徴的な設備の一つで、車いすやベビーカーを利用する方、大きな荷物を持った方などが利用しやすいように設けられたスペースです。
通常のロングシートとは異なり、広い床面が確保され、大きな窓が設置されています。
さらに、仕切り部分には、軽く腰掛けられる座席も設けられていました。
一般的な通勤電車の車いす・ベビーカースペースとは少し違う、独特な構造です。
西武鉄道では、子どもたちにも車窓の景色を楽しんでもらえるよう、パートナーゾーンの窓を従来より大きくするなどの工夫を取り入れています。
移動するための設備でありながら、乗車そのものを楽しめるように考えられているのが特徴ですね。
座席指定列車「S-TRAIN」「拝島ライナー」でも活躍
40000系のロング・クロスシート転換車両は、通常の列車だけでなく、有料座席指定列車でも使用されています。
代表的なのが「S-TRAIN」と「拝島ライナー」です。
これらの列車では、座席を進行方向に向けたクロスシート配置にすることで、ゆったりと移動できる車内空間を提供しています。
一方、今回のようにロングシート配置にすれば、一般的な通勤電車として使用することもできます。
1つの車両で異なる役割を担えるというのは、40000系ならではの特徴です。
偶然の乗車で40000系の魅力を再発見!
今回は偶然乗車することができた西武鉄道40000系。
ロングシート配置ではありましたが、独立した形状の座席や3人掛けシート、そして特徴的なパートナーゾーンなど、見どころの多い車両でした。
普段何気なく利用している通勤電車でも、車内をじっくり見てみると、さまざまな工夫が取り入れられていることに気づきます。
次回はぜひ、クロスシート配置になった40000系にも乗車して、今回との違いを楽しんでみたいと思います。
参考:西武鉄道公式サイト
https://www.seiburailway.jp/railway/encyclopedia/40000/
という訳で、よい「鉄分」を!








